保育コンサルタントの杉江です。

さて今回は番外編ということで、

【番外編】新型コロナウィルス陽性(多分、オミクロン株)を受け、経験したことをお話します。

というテーマでお話をしていきたいと思います。

私は、2022年1月16日に新型コロナウィルスの陽性判定を初めて受けました。
そこから様々なことを経験し、色々な方々のご尽力があり、2022年2月現在ほぼ完治をしている状況です。
今もまだかなりの数の方が陽性となってしまっている状況の中があります。

その中で私が経験をしてきたことが、ご覧の方の少しでも参考になればと、今回番外編としてブログを書きました。
自分自身の備忘録のため、また皆さんのために、少しでもなれば幸いです。

以下、陽性判定までと判定後の状況を時系列でまとめました。

まず、大前提として、診断くださった病院関係の方、保健所の関係方、東京都のホテル療養関係の方、その他関係者の皆様へ。
関係者の皆様も本当に大変な状況の中、この度は本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

【陽性判定までと判定後の状況を時系列】

 

では、まずは私の状況について時系列でお話をしていきたいと思います。

1月15日(土)

・この日までに、職場のスタッフ2名が陽性判定。
→職場のスタッフとは常にマスク着用し、距離を保って対応をしていた。マスクを外しての会食などは行っていない。
・職場にて対応にあたっていたが、この日の夜、自身倦怠感と食欲不振あり。

1月16日(日)

・朝から倦怠感と37度台の微熱の症状。13時頃、38度台に熱が上がり、病院へ。抗原検査にて陽性判定。病院から保健所へ連絡を入れるとのこと。
・病院から薬などをもらい自宅にて療養するが、熱は最大38.7度まで上がる。
・自覚症状は、「発熱による倦怠感、吐き気、下痢、頭痛」
・食事は経口補水液のみ
・家族は濃厚接触の疑い。家族と部屋を分けての生活が始まる。

1月17日(月)

・熱はあまり下がらず、最大38.5度
・自覚症状は、「発熱による倦怠感、吐き気、下痢、喉の痛み」特に喉の痛みが辛く、唾液も飲み込めないくらい。喉の痛みで明け方に目が覚める。
・食事は経口補水液のみ

1月18日(火)〜1月19日(水)

・熱がようやく少し下がり、最大37.6度。しかし倦怠感などはまだある。
・自覚症状は、「発熱による倦怠感、吐き気、下痢、喉の痛み、咳、痰」変わらず特に喉の痛みが辛く、唾液も飲み込めないくらいが続く。
・喉の痛みで明け方に目が覚める。
・食事は経口補水液のみ
・保健所から初めて連絡がある。症状がある中で30分ほどヒアリング。本人が対応をしなければならず非常にこれが辛かった。
・保健所の方はとても丁寧で、こちらを気遣って下さり不安な中大きな支えてくださった。
・家族の濃厚接触者としての判定が確定→その後、病院にてPCR検査。結果、陰性判定。
・保健所経由で、ホテル療養を申し込む。

1月20日(木)〜1月21日(金)

・熱はようやく最大36.8度まで下がる。喉の痛みでまだ解熱剤が欠かせない。
・自覚症状は、「やや倦怠感、喉の痛み、咳、痰」まだ変わらず特に喉の痛みが辛い。喉の痛みで明け方に目が覚めることも変わらず。この頃から咳、痰が止まらない状況。
・吐き気はほぼ収まった。
・食事は、お粥やうどんなどが食べられるようになってきた。
・この日から保健所とのやり取りは、スマフォからのシステム入力を希望し変わった。お互いに負担が減ったので良かったと感じた。

1月22日(土)

・熱はないが相変わらず喉の痛みがあり、まだ解熱剤が欠かせない。
・自覚症状は、「やや倦怠感、喉の痛み、咳、痰、鼻水」喉の痛みはまだ残るが、昨日に比べてまた痛みが和らいだように感じた。
・咳、痰は、変わらずに多い。鼻水の症状も出てきた。
・食事は、ほぼ通常のものを食べられる様になった。
・明日ホテル療養に行けるという連絡が、東京都から入った。

1月23日(日)

・熱はこの日も36度台。喉の痛みは少しあるが、解熱剤はほぼ必要ない状況まで回復。
・咳、痰はまだでる症状
・この日の午前中、専用車でホテル療養へ。

1月24日(月)

ホテル療養2日目
・この日も熱は36度台。喉の痛みは少し残るが解熱剤は必要ない状況。
・咳、痰鼻水はまだまだ出る。
・この日、明日ホテルを出るという連絡があり、ホテルを出る準備。

1月25日(火)

ホテル療養3日目
・午前中にホテルを出発。帰りは公共交通機関で帰宅する。
・疲れは残るものの熱は無し。
・引き続き咳、痰、鼻水は出る。

以後、一週間程度は咳、痰が症状として残る。
そのため自宅にて療養。

大まかな時系列は以上になります。

【辛かった事・大変だったこと】

 

続いて、具体的に辛かったことをお話したいと思います。

まず病状的に辛かったことは、

・高熱、倦怠感、吐き気が同時に襲ってきたこと
・その後の猛烈な喉の痛みが、一週間ほど続いたこと。

になります。

しかし私が一番辛かったことは、メンタル面、

・家族との接触ができなかったこと

に尽きるかと思います。

自宅内での隔離生活中は、触ることはもちろんできないですし、会話もできない。
トイレに行くときなどは妻が息子をわざわざ離して、その隙間を縫って行くという形。

もちろん、距離を取ることが重要なのは重々わかっているのですが・・・
しかしそれを一週間も続けるととてもメンタル的に辛くなってきます。

ホテル療養については、私が行くことで少しでも家族の負担を減らしたいという思いで申し込みをしました。
しかしホテル内では部屋から基本一切部屋から出ることができず、慣れない環境での隔離状態というのも本当にきつかったです。

詳しくは、次項に書きたいと思います。

【ホテル療養について】

 

続きまして、なかなか経験ができない、ホテル療養についてお話をしたいと思います。
まず、ホテル療養については基本自身で持ち物等を用意し、過ごすことになります。
基本的な情報は、下記の東京都保健福祉局のウェブサイトに掲載をしています。

しかしこうした公のものに載っていない、個人的に特に持っていった方が良いと思うものについてお話をしたいと思います。

◎個人的に持っていったほうが良いと思うもの

・アマノフーズなどの、お湯で溶けて飲める味噌汁

・カップ焼きそば

・ミニカップラーメン

・好きなお菓子類

・ミニハンガー

・旅行用洗濯洗剤

・部屋に干す用のタオル数枚

・ノートパソコン、ゲーム

・ポケットWi-Fi

 

まず、食べ物についてですが、基本的にウーバーイーツなど宅配サービスは利用することができません。
一日三回支給されるお弁当のみが全ての食事になります。

そしてお弁当の配給自体は本当にありがたいことではあるのですが、私が療養したホテルでは基本的にお弁当が冷たい状態でした。(冷めてしまったではなく、冷えている状態でした)

部屋に電子レンジもなく、冷えているお弁当を毎回食べること、これが個人的に非常に辛かったです。

その中で、「温かいものを食べたい」という気持ちが非常に大きくなってきますので、持参した味噌汁やカップラーメンの存在は非常にありがたかったです。(部屋にお湯を沸かすポットはありました)
ですので、個人的にはこれらを持参いただくことを強くお勧めします。

また、当然ですが時間が有り余っている中で、甘いものやお菓子を食べたいという欲求も出てきます。
ですので、ご自身の好きなお菓子を事前に買い、持参することもお勧めします。

次にミニハンガーと旅行用洗濯洗剤ですが、基本的に洗濯も部屋で行うことになるので、ご自身の好きな洗剤と、それを干すハンガーを持参することもお勧めします。

また、こちらは冬の季節限定のお話。
ホテル内は非常に乾燥しますので、
部屋の乾燥を防ぐために、タオルを数枚余計に持参いただき、常に干しておくこともお勧めします。

また時間がありあまりますので、テレビだけでは辛くなってくる事が予想されます。
そのためにノートパソコンや携帯ゲーム機なども余裕があれば持参いただくこともお勧めします。

そして私のホテルではWi-Fiは通っていましたが、突然速度が遅くなることが多々ありました。
ですので、もしお持ちの方はポケットWi-Fiを持参頂いたほうが良いかと思います。

持ち物については以上になります。

ホテル療養全体についての感想ですが、まず経験をしてみて、この様なことを全て税金で行っていただける事は非常にありがたいことだなと改めて思いました。
国、そして東京都に改めて感謝です。

そして、この様なことにホテルを貸してい頂いたホテル運営会社の皆様にも、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
もちろん経営的な目的もあるかと思いますが、それでもこうした事を行うのは躊躇することでもあるかと思います。
本当にありがとうございました。

しかし実際体験してみての感想を率直にお話をすると、ある意味での軟禁状態が続くため、非常に閉塞感がありメンタル的には辛かったです。
基本は部屋からは出られず、放送が入る一日三回のお弁当配布の時間のみ、外にお弁当を取りに行くという生活になります。
まるで、漫画「カイジ」や、ちょうど見終わった韓国ドラマ「イカゲーム」の世界かと自分で思うくらい、メンタルとしては厳しい状態でした。

ですので改めて、この様な思いは自分の家族や知人にはしてほしくないと強く思いました。

◎東京都保健福祉局のウェブサイト
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/shien/syukuhaku_junbi.html

【まとめ】

 

改めて罹ってみて思ったことは、自分の事というよりは、家族や知人にうつしてしまったらどうしようという気持ちがとても強かったです。

今回はたまたま家族は陰性でしたが、それでも濃厚接触者となり、10日以上不自由な生活をさせてしまいました。
そこがとてもメンタル的に厳しかったです。

またこの新型コロナウィルスは、人との接触を避けなければならないということも、私にとって辛いこととなりました。
同居家族との接触を徹底的に避けているときは、メンタル面がきつかったので、逆にあまり考えずにしていました。

一部報道では今回のオミクロン株は軽症であるということも言われていますが、罹ってみての私自身の感想は軽症というイメージは全くありません。
病状的にも、メンタル的にも、辛いことがたくさんあったなという感想です。

ですので御覧の皆さんも、どうかくれぐれも気をつけて頂いて、乗り越えていけたらと思います。

以上、番外編のブログでした。